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【十日町】感染症の発生動向をお知らせします(5月16日更新)
十日町保健所管内の今週(5月5日~5月11日)のトピックス
◆伝染性紅斑にご注意ください
○管内の定点当たり報告数が前週の0.00から3.00と増加しています。全県でも前週の1.50から2.20へ増加しており、いずれも国の警報基準(定点当たり報告数2.00)を超えています。
○伝染性紅斑は、頬に出現する紅斑を特徴とする、小児を中心に流行する疾患です。両頬がりんごのように赤くなることから「りんご病」と呼ばれることもあります。
○原因は、ヒトパルボウイルスB19による感染症です。患者の咳やくしゃみにより排泄されるウイルスから感染します。
○10~20 日の潜伏期間後に、頬に紅い発疹が現れます。続いて、手・足に網目状と表現される発疹がみられます。これらの発疹は1 週間前後で消失しますが、なかには長引いたり、一度消失した発疹が短期間のうちに再び出現したりすることもあります。
○患者の咳やくしゃみなどのしぶきに触れることによって感染(飛沫・接触感染)する感染症のため、流水とせっけんによる手洗い、うがいやマスクの着用を心がけましょう。
◆新型コロナウイルス感染症情報
〇管内の定点当たり報告数は4.33と前週の5.67から減少しました。全県でも前週の2.80から1.87と減少しています。
〇新型コロナウイルス感染症は、咳や飛沫を介して感染し、呼吸器症状、高熱、下痢、味覚障害等、様々な症状があらわれる感染症です。高齢者や心臓病、糖尿病等の基礎疾患のある人では、重症の肺炎を引き起こすことがあります。
〇感染の拡大を防ぐため、体調不良の時は外出を控える、マスクや手洗いなど基本的な感染対策をお願いします。
新潟県内の今週のトピックス
今週のトピックス
◆基本的な感染対策をお願いします。
○手洗い・うがいの励行や咳エチケットなどの基本的な感染対策を心掛けましょう。
◆百日咳に注意しましょう。
○患者の咳やくしゃみなどのしぶきに含まれる病原菌によって感染します(飛沫感染)。
○飛沫感染予防のため、手洗い、うがい、咳エチケットを心掛けましょう。
◆伝染性紅斑の定点当たりの報告数が国の示す警報基準を超えました。
○基本的な感染対策(手洗い、咳エチケット等)を心掛けましょう。アルコール消毒が効きにくいため、流水や石けんでこまめに手を洗い、自分専用のタオルで手を拭きましょう。
定点当たりの感染症の発生動向(週ごと)
- 新潟県内の発生動向はこちら
- 日本国内の発生動向はこちら<外部リンク>
感染症発生動向調査について
感染症発生動向調査は、感染症発生動向を迅速に把握してその拡大とまん延を防ぐことを目的に、国(厚生労働省)が昭和56年から全国で行っているものです。
十日町管内の小児科定点医療機関、インフルエンザ定点医療機関、新型コロナウイルス感染症定点医療機関、基幹定点医療機関が、医療機関→保健所→県庁→厚生労働省国立感染症研究所へ報告することとなっています。
そして、過去の患者発生状況をもとに基準を設け、保健所ごとにその基準値を超えると注意報や警報が発令される仕組みとなっています。